ナノテクを様々な分野に適用しようとしているひと。
…らしい。
さて、
うちのテレビのハードディスクを、そろそろ
整理しようかなと思いまして。
なぜなら
「パイレーツなんちゃらかんちゃら」がいっぱい

500GB容量があるとは言え、こう長時間の映画を
ばんばん録画されてしまっては、じわじわ圧迫されるのも
必然と言うもの。
そんな訳で、前にしっかり見たハズの「未来への提言」を、
消しとこう。と思いながら、結局またみてしまいました。
確かに、2月くらいにNHKでやっていましたな。
STM(原子をなぞる形の顕微鏡)
の研究で中心的な役割を果たしたこの博士の
最近の研究を紹介していたんですが、
一応、ナノテクノロジーに関連した研究という
限定つきではあるものの、手広い。
医療、環境、アート系など、なんでもあり。
細分化された、一テーマを研究するタイプではなく、
オールマイティなタイプの、
昔のアニメでよく出てくる「博士っ

呼ばれる感じの研究者ではないかと。
基本、顕微鏡の性能向上技術に長けているようで、
新しく開発した、 AFMは絶縁体をみることもできる
長所を生かして、遺伝子診断の研究をしていますと。
DNAを直接みることで、長さをみる。
DNAに異変があれば、長さが変わるので
そこから、遺伝子診断ができるのだそう。
まだまだ、あるぞ。
AFMの改良型は、なんと細胞の硬さを測ることが
できるそうな。
応用範囲広すぎだ、AFM

で、ガン細胞というものは、通常の細胞に比べて
四倍くらいの柔らかさだそう。
ということで、硬さを図ることでガンの細胞の確認が
できてしまう。
どの抗がん剤が、効くかを判断できるように
したいと仰られていた。
さらに、この前に書いた脳の模倣。
いわゆる人工知能ってやつ。
いま、本当の意味で、人工知能を実現できているものは
ひとつもない(これは、その通りだと思う)と博士は
言っていて
そこで、原子スイッチという原子の動きでON・OFFできる
日本で研究されているスイッチに着目。
ON、OFFの状態は電源を切っても維持ができ、
4分の1、4分の3といった割合でONにもできるってことを
博士は、見逃さないのです。
これ、シナプスと似てる
脳のネットワーク回路がフラクタル構造になっている
(これは、知らんかったのだが)ことを踏まえて
原子スイッチをフラクタル化。
フラクタル化する映像をみたときは、はっきりいって面食らったぞ。
こんな簡単にフラクタルってできるんだっけ?
それで、電流を流していくと、特定の経路が太くなり
記憶、学習ができていることが確認できた。
これは、文部科学省
世界トップレベル研究拠点プログラム
にも選ばれた研究テーマだそうな。
うーむ。
この博士。
人工の脳
本当にやっちゃうかもしれん。
